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Holt

増量のステップをすべて覚えておく用量記録アプリ

毎回の投与の用量と部位を記録し、増量の履歴と予定どおりの投与状況をひとつの画面で確認できる、iPhone向けのGLP-1用量記録アプリです。処方医との会話にも役立ちます。

執筆 Holt Editorial Team

覚えておきたいこと

  • 添付文書では用量を少しずつ増やします。Zepboundは少なくとも4週間あけて2.5 mgずつ、Wegovyは4週間ごとです。
  • 日付だけでなく毎回の用量を記録しておくと、増量の履歴がはっきりします。
  • 予定された投与のうち何回投与できたかという投与状況は、処方医が最初に聞くことが多い項目です。
  • バイアルから吸って使う場合は、薬局のラベルと指示で単位を確認し、実際に投与した量をそのまま記録しましょう。
  • 用量の変更は必ず処方医が決めることで、アプリが決めることではありません。

処方医からシンプルな質問をされます。「7.5に上げたのはいつでしたか?」年末年始のあとだったのは覚えています。いや、気持ち悪くなったのが7.5で、それは5のときだったかもしれない。薬局からのメッセージをさかのぼってみても、役に立つものは見つかりません。

注射したことを覚えておくのはひとつの課題です。どれだけ注射したか、それがいつ変わったかを覚えておくのは、また別の課題です。そして受診のときに一番大事なのは、こちらのほうです。

日付だけでなく、用量を記録するのはなぜ?

GLP-1の用量は段階的に増やしていくもので、各段階は前の段階の様子をふまえて処方医が決めるからです。添付文書には、おおまかな流れが示されています。

薬添付文書での増量の仕方
Zepbound(チルゼパチド)週1回2.5 mgを4週間続け、その後少なくとも4週間あけて2.5 mgずつ増量
Wegovy(セマグルチド注射)週1回0.25 mgから始め、4週間ごとに0.5、1、1.7 mgと増やして維持用量へ

処方医が同じ用量を長めに続けたり、計画を調整したりしていれば、実際のスケジュールはこれと違うかもしれません。それはふつうのことで、だからこそ教科書どおりの流れより、あなた自身の記録が大切なのです。各段階については増量ガイドで詳しく説明しています。

投与状況から、実際に何がわかる?

投与状況とは、予定された投与のうち実際に投与できた回数のことです。医学的な言葉に聞こえますが、答えているのは実際的な問いです。この用量で、薬の効果をきちんと見られているか、ということです。

副作用が思ったよりつらい場合、まず確かめたいことのひとつが、打ち忘れた週や注射の曜日をずらしたことがないかです。経過がゆっくりに思えるときも同じです。「12回中12回」とはっきりわかれば、それだけで話が済みます。

バイアルの単位はどう確かめる?

ペンを使っている場合、用量はペンに印字されていて決まっています。バイアルから吸って使う場合は、計算が必要です。mg単位の用量、mg/mLの濃度、そしてシリンジの目盛りです。

私たちがおすすめしたい習慣はこちらです。

  1. 伝えられた内容を書き留める。 処方医や薬局から伝えられた、mg単位の用量と、容量または単位数。
  2. 濃度はバイアルと薬局のラベルで読み取る。 記憶に頼らず、先月のバイアルの情報も使いません。
  3. ラベルを書き留めた内容と照らし合わせる。 濃度や単位数が指示と違う場合や、少しでもわからないことがある場合は、薬剤師か処方医に聞いてください。
  4. 一致しなければ、注射する前に手を止めて電話する。 間をとった量で済ませないでください。
  5. 実際に投与したとおりの用量をHoltに記録する。 記録がラベルや受けた指示と一致するようにします。

Holtが換算を計算したり確認したりすることはありません。基準になるのは薬局のラベルと薬剤師の指示です。Holtがするのは、記録した投与をすべて正確に残しておくことです。あとで疑問が出てきたとき、何をいつ投与したのかを、あなたと処方医が確認できます。

Holtの投与履歴では、どう記録される?

記録した投与は、すべて用量と注射部位とともに保存されます。投与履歴の画面では、それらが順番に並び、開始日と12/12のような投与状況の回数も表示されます。ある用量で4週間、増量、さらに4週間と、増量の流れが上から下へ読み取れます。

治療の画面では、「前回の投与」と「次回の投与」がカウントダウンつきで表示され、7日または30日の薬の体内量の推定グラフも確認できます。これは週1回の投与のリズムを描いたもので、検査結果ではありません。

私たちなら、これを記録します

  1. 毎回の用量。 毎回mg単位で。これがあなたの増量の履歴になります。
  2. 新しい用量を始めた日付。 経過観察の受診で一番よく聞かれる質問です。
  3. 打ち忘れた投与やずらした投与。 副作用や経過の多くを説明してくれます。
  4. 各用量の最初の2週間の体調。 副作用が出やすいのはこの時期で、処方医が次の段階に進む前に考慮するのもこの点です。記録の仕方は副作用記録アプリのページで紹介しています。

Holtは、この4つをひとつの場所にまとめ、受診用レポートに反映します。30日、90日、または全期間をまとめたPDFで、受診のときの質問例もついています。

投与の履歴をHoltに残す

Holtの画面を見てみましょう

実際のアプリの画面です。記録して、振り返って、共有する場所をそのままお見せします。

  • 薬の濃度と次回の投与
    薬の濃度と次回の投与

よくある質問

増量のタイミングをHoltが教えてくれますか?

いいえ。Holtは処方医が決めた用量を記録し、その履歴を表示します。増量するか、同じ用量を続けるか、減量するかは、処方医と一緒に決めます。

調剤されたセマグルチドやチルゼパチドも記録できますか?

はい。先発品でも調剤品でも、セマグルチドやチルゼパチドの薬なら、ご自身の用量とスケジュールで記録できます。

打ち忘れたら、投与状況の数字は下がりますか?

投与状況は、予定された投与に対して記録された投与の数を表示するので、打ち忘れた週はそのまま反映されます。打ち忘れた分をどうするかは薬によってルールが違うため、添付文書に従うか薬剤師に相談してください。

参考文献

  1. ZEPBOUND (tirzepatide) prescribing information, Medication Guide and Instructions for Use — DailyMed, U.S. National Library of Medicine
  2. WEGOVY (semaglutide) prescribing information, Medication Guide and Instructions for Use — DailyMed, U.S. National Library of Medicine